月別アーカイブ: 2010年7月

実質無借金とは何か

6月のアナウンスでお伝えした通り、先週は賞与の支給日でした。「通達」でもお話しした通り、皆様にとって十分でなかったかも知れません。それは、この1年半は経済環境としては非常に厳しかったからです。恐らく、皆様の社会人生活の中でも記憶に残る年月であろうと思います。当社に個別の経営の失敗があったわけでもないのに、突然のリーマン・ショックが世界を駆け巡りました。

しかし、皆様にご辛抱頂いたお陰で、今期も「実質無借金経営」を維持することができました。市況も少し改善し、6月26日頃の日経新聞の記事では上場企業の47%はそうなっているとの事です。「実質無借金経営」とは、日経新聞によれば、手元の流動資金の合計が、有利子負債の総額を超えている、という定義によります。企業経営も個人の家計も原理・原則はそう変わるものではありません。

先のリーマン・ショックの直接的原因は、ばらまかれたCDS証券のデフォルトによりますが、元はと言えば米国の、住宅を買えない低所得者層(サブ・プライム層)に対し殆ど無審査でローンを組ませ、不動産の値上がりを以て次々にローンを組み替えさせる金融を行っていたからです。

サブ・プライム・ローンは最初、緩やかな金利支払いですが、ある時期から急激に支払いが増える仕組みで、その時期までに組み替えをすれば切り抜けられるという仕組みです。しかし、自宅を所有したいという欲求は共通であったとしても、よく考えてみれば、収入以上に借金を返せる訳はないのです。

弱者を騙し、食い者にした金融が破綻を生んだのです。さらに、米国では定職があり一定以上の中所得者層(プライム層)も信用が下がってしまったようです。米国の富裕層はローンを組む必要はありません。組んでも、「実質無借金」でやるでしょうね。ですから、やはり、企業も個人も収入の範囲で経営を行ってゆかねばなりません。

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デフレ時代の知力

内定者の皆さん、暑中お見舞い申し上げます。

先月は「勉強のできる人、できない人」(和田秀樹・中経出版)という本をお送りしましたが、如何でしたか。皆さんは学校で歴史の勉強をされたと思いますが、1889年にベルリンの壁が崩壊しました。ご承知の通り、20世紀は戦争と革命の時代でしたが、1991年のソ連の崩壊により冷戦構造は終焉を迎えたのです。

この事は経済的に言えば戦争による激しい消耗が起きなくなったことを意味します。即ち、21世紀の世界は必然的にインフレからデフレ基調に変化したことを意味します。皆さんが、社会人としてデビューされる21世紀の世の中は、経済環境としてはデフレの世界です。これは今後、長く続きます。

さて、2008年9月には、さらに追い討ちをかけるように「リーマン・ショック」が世界を駆け巡りました。世界経済は急速に収縮し、デフレは拍車がかかり、消費は冷え込み、給料は上がらず、雇用は生まれないという厳しい環境に陥りました。

皆さんは一番よく肌身で感じておられるでしょう。そう、就職難です。しかし、そういう一般論はもう致しません。何故なら、皆さんは当社に就職が決まったからです。しかし、日本の、そして世界のデフレ環境が消えたわけではありませんから、皆さんにも心構えは必要です。

恐ろしい事に、今日の日本の学校教育では本当の世界情勢を教えてはくれません。マスコミも真実を全部は伝えません。このままでは、皆さんは何にも知らないで社会に放り込まれます。そして現実との格差に翻弄されるというわけです。そうであってはなりません。従って、当社では事前に皆さんに真実の世界をお教えします。事前に知っていれば障害は回避できますからね。

一つはソフトウエア技術的な知識の格差です。どんな素晴らしい専門学校であっても実戦に役にはたちません。日本の大学も実務教育は全く施しません。顧客、社内などへの報告の技術も何一つ訓練をせずに、大海に放り出されば遭難して当然でしょう。

それには皆さんに勉強をしてもらわねばなりません。当社の内定者研修もそうですが、その側面援護射撃としても「社長ブログ」を役立てて下さい。長谷川慶太郎という経済・軍事評論家がいますが、この人は中々いいことを言っています。一部をご紹介しましょう。お聞き下さい。

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どうでしたか。私も知力、記憶力、判断力は20代から進化し続けております。衰えないのです。何故なら、勉強をし続けているからです。勿論、「苦役」としての勉強ではなく、知識は「素晴らしいもの」と思っております。どうか皆さんも「自分のため」にチャレンジをし続けて下さい。

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