(English) Meeting Again at Yasukuni by Ayako Sono (3)

申し訳ありません、このコンテンツはただ今 Englishと  のみです。

カテゴリー: | コメントは受け付けていません。

第49回自衛隊高級幹部会合同安倍内閣総理大臣訓示(1)

本日、我が国の防衛の中枢を担う幹部諸君と一堂に会するにあたり、自衛隊の最高指揮官たる内閣総理大臣として、一言申し上げたいと思います。

本年は、戦後70年の節目の年にあたります。
戦後、我が国は、ひたすら平和国家の道を歩んできました。しかし、この平和は、ただ唱えるだけで実現するものではありません。時代の変化に対応しながら行動してきた、先人たちの弛まぬ努力の賜物であり、自衛隊の存在なくして、語ることはできません。先人たちは、変転する国際情勢の下、平和を守るために、そして、平和を愛するがゆえに、自衛隊を創設しました。さらには、日米安保条約の改定、PKO法の成立。そうした努力の上に、現在の私たちの平和がある。この節目の年にあたって、諸君たちと共に、その重みをかみ締めたいと思います。

しかし、昨日までの平和は、明日からの平和を保証するものではありません。
56年前の今日、12月16日。憲法の番人である最高裁判所は、判決の中で、このように述べました。
「我が国が、自国の平和と安全を維持しその存在を全うするために必要な自衛の措置をとりうることは、国家固有の権能の行使として当然のことといわなければならない」
変転する国際情勢の下、「必要な自衛のための措置」とは何か。これを考え抜くのは、私たち政府の、最も重い責任であります。

今を生きる私たちもまた、先人たちにならい、国際情勢の変化に目を凝らし、「必要な自衛のための措置」をしっかりと講じていかなければならない。私たちの子や孫に、平和な日本を引き渡すため、強固な基盤を築かなければなりません。審議の過程においては、「自衛隊員のリスク」をめぐって、様々な議論がありました。しかし、諸君には、もどかしい思いがあったかもしれません。

いかなる事態にあっても、国民を守り抜く。安全保障環境が厳しさを増す中にあって、「国民のリスク」を下げる。そのためにこそ、自ら進んで、リスクを引き受ける。それが、諸君たち自衛隊員の、気高き「志」であるからであります。
「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえる」
この宣誓の重さを、私は、最高指揮官として、常に心に刻んでいます。

自衛隊員に与えられる任務は、これまで同様、危険を伴うものです。
しかし、その目的はただ一つ。すべては、国民の命と平和な暮らしを守り抜く。そのことに、変わりはありません。その強い使命感と責任感を持って、それぞれの現場で、隙のない備えに万全を期し、任務を全うしてほしい。そして、幹部諸君には、「現場」の隊員たちが、新たな任務を、安全を確保しながら適切に実施できるよう、あらゆる場面を想定して、周到に準備してもらいたい、と思います。
pic6100

カテゴリー: | コメントは受け付けていません。

第49回自衛隊高級幹部会合同安倍内閣総理大臣訓示(2)

安全保障をめぐる議論は、常に、国論を二分してきました。「戦争に巻き込まれる」といった無責任なレッテル貼りは、今回の平和安全法制に限らず、60年安保のときも、PKO法を制定した時も、行われてきました。

しかし、時代は大きく様変わりしました。かつて行われた、「自衛隊の存在自体が憲法に違反する」といった批判は、今回、国民的には、まったく議論にならなかった。それは、諸君たち自衛隊が、国民から大きな信頼を勝ち得てきたからに、他なりません。

御嶽山が噴火した時も、関東・東北豪雨による洪水被害の時も、そこには必ず、人命救助に向かう陸上自衛隊の姿がありました。1万2千km離れた交通の要衝アデン湾では、日本の海上自衛隊が、世界の船舶から頼りにされています。10年間で7倍にも増加した、国籍不明機による領空接近にも、24時間365日体制で日本の空を守る、航空自衛隊の諸君がいます。それらは、国民の目に、しっかりと焼きついています。

国内だけではありません。自衛隊が始めてPKOに参加したカンボジアのフンセン首相、2年前、台風による被災者の救援活動を行ったフィリピンのアキノ大統領。多くのリーダーたちが、世界の平和と安定のために汗を流す諸君たちを称賛し、その規律正しさに尊敬の念を抱き、そして、能力の高さを大いに頼みにしています。

こうした世界のリーダーたちから、平和安全法制は、高い評価を得ています。これも、諸君たちが、長年にわたって、世界に貢献してきた。その証であります。
国民の信頼、そして世界の期待。

それらを胸に深く刻みながら、新たな任務に当たってもらいたいと思います。さらに、その信頼と期待に一層応えられるよう、それぞれの持ち場において、常に、最善を尽くしてほしいと思います。
pic6246

カテゴリー: | コメントは受け付けていません。